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　「．．．ふっ」

若様が通りすがりにチラ見して　鼻で笑って去っていった

　「ミラーレスなのに．．．」

いや　そう云うコトじゃ無くてさ

ミラーレスカメラにファインダーが無い機種が多いだけであってだな

本来は．．．ああ　もう良いっ！




　ずーっと悩んでいた

ファインダーを追加するかどうかを

後からくっ付けるのだから　使えるファインダーを付けたい

そうなると　そこそこ大柄なファインダーになる

いかにも「取って付けた」感が増々だ

いや　文字通り　そうなんだけど




後からファインダーをくっ付けるのは　スマートな PEN を

台無しにするように思える

例えるなら　ガッキーにキグルミを着せるようなものだ

．．．んっ？　なんか違う気がするゾ

まあ　そんな感じで　ブッサイクになるのだ　直球で言うと




でも　だ

晴天下での撮影だと　背面モニタでは被写体のどの範囲を

捉えているのか視認しづらい

どこにフォーカスが合っているのかなんて　全くわからないのだ

これは如何なものか？　格好なんて気にしている場合じゃない

ブッサイクであっても　この際どうだっても良いのだ　


　．．．でも．．．ブッサイクは．．．なぁ


悩むこと数年（このあたりの記憶は雑）

ファインダーを覗いている間は　カメラの全体像は見えないのだよ

そう言うコトさ

カメラを手にして眺めると　今でも複雑な気分になるけれど

いざ撮影に突入すると

　　「付けていてよかった」

なんという　この安心感

至福のとき が訪れるのだ

だから若様に鼻で笑われようが　このファインダーの存在は正義なのだ




で　今日は若様の誕生日

おめでとうさん　若様

1コマ目の講義も　受けるのだゾっ！

勝手に休講にしないように

単位が足りなくて留年になっても　知らないからね